イタリ山
↓
蛇山
篠ヶ峰への途中から北面(10:37) (11)赤井:東から(11:13)
581 高釣瓶〜赤井〜篠ヶ峰〜岩屋山〜カザシ〜延命寺山
急登の巡視路登って高釣瓶。快適歩きで点名赤井、ツツジに囲まれ昼終える。
下って上った篠ヶ峰は展望視程も天気も最高。
ツツジのトンネル通過して岩尾根続く岩屋山は「もう見飽きた」と言うほどの
ドウダンツツジとシャクナゲロード。
鉄塔下から眺めれば、尖がるカザシと延命寺山、美しけれど遠く険し。
辿り着けるかその頂きに「行けるとこまで行って見よう」その気になれば歩けるもんで、
歩いた歩いた10時間は過去最高の歩行時間。
自宅発(6:08)〜稲美町〜R175〜西脇市〜山南町井原交左折〜R=86〜富田橋右折〜
1・五ヶ野川自デポ(7:45)〜2・P(2:58〜8:13)〜3・(8:22)〜4・鉄43(8:39〜8:44)〜
5・鉄75(9:03〜9:12)〜6・高釣瓶(9:23〜9:25)〜7・543m(9:45〜9:52)〜
8・破線(10:00)〜9・白山分岐(10:11)〜10・(10:30)〜11・赤井(10:35 昼 11:15)〜
12・(11:31)〜13・(11:50)〜14・(12:00)〜15・篠ヶ峰(12:30〜12:45)〜
16・(12:50)〜17・762m(12:56)〜18・鉄塔(13:02)〜19・(13:15)〜
20・岩屋山(14:00)〜21・鉄塔(14:05〜14:25)〜22・(14:38)〜待ち合わせ発(14:50)〜
23・(15:16)〜24・519m(15:40〜15:50)〜25・カザシ(16:30)〜26・(17:16)〜
26・延命寺山(17:28〜17:41)〜28・(18:06)〜1・五ヶ野川自デポ(18:13)〜
自転車で走る〜2・P(18:30)〜引き返し〜1・五ヶ野川自デポ(18:42〜19:13)〜
往路〜自宅(20:37)
宍粟市の山歩きが続いているが一度離れて見ようと思った。浮かんだのは今日のコースで、その理由は赤井から篠ヶ峰までの境界歩き(山南・氷上町)がほんの少し残っているのが気になっていた(ここを歩けば残り1スパン(予想)で山南町の境界歩き達成となる〈短く残る所が有るので完全とまではいかない〉)。
虫食いを歩くにつけてのコース設定は数通り考え、思案の結果一番の大回りコースの提案となった。歩行時間は8から9時間と出た。これだと参加者ゼロの可能性あり7時間位で案内を出した(皆さんごめんなさい)。それでも4人の希望者があった。「大柿さんの事だから7時間では済まないと思っていた」が参加者の弁だった。
簡易道の駅『さんなん仁王駅』辺りから眺める岩屋山の姿は、鉄塔が建ってしまったが実に美しい。山本地区から五ヶ野地区への橋の脇に自転車をデポする。1・自デポ(7:45)五ヶ野川は川幅深さ共に形は立派ながら一溜まりの水も無い完全な涸れ谷(坂尻川も)これには謂れ有り(赤字で後述)。
坂尻集落を抜け始めると殆どが正月用の『若松』の栽培地となる。その他には薬草の『オーレン』と菊が植わっていた。やがて砂利道になり、坂尻川の橋(涸れ谷)で頑丈な鹿網ゲートを通過する。薄暗い植林帯を緩く上って右に目的の巡視路札(45)を見つけ、そこの広場に止める。2・P(2:58)01年に止めた所と同じで、この辺りは鉄塔工事のヘリポートと資材置き場だった(当日黄色のへリも見た)。
大谷
←石窟石仏
古天神
緑線00.10.8コース西谷公民館〜牛坂〜大海山〜小野やま〜丹治〜篠ヶ峰〜五ヶ野地区
水色00.1.1コース五ヶ野林道〜赤井北〜篠ヶ峰〜岩屋山〜延命寺山
青線01.10.21コース坂尻林道〜赤井〜五ヶ野地区
三組尾(みくにお)
00.1.1下山コース
22
19
2
@
00.1.1
大海山からの下山コース
青線01.10.21コース
南西尾根へ?杭と踏み跡があった。下山を惜しむかのように頂きを発つ。一段目まで引き返す。ここのヌタバは00年にも写真に撮っていた。ここから東へ下り始める。大柿布を二本まで確認し「先に下るでー」後は馬さんに任せ、前回のイメージでそのまま下っていると尾根が無くなり薄暗い谷筋下りなり次には崖の上に出た。「この所不思議と崖に縁が在るなー」。
とは言え前回は尾根を下った筈・・・。やや右に振る所を直に下っていた。今更右に見える尾根に復帰する気なく、崖からガラ場を通過して折り重なる間伐材を乗り越え交わしながら下り続け、林道から涸れた五ヶ野川に下り立った。28・(18:06)川に沿って歩き自転車デポ地点に戻った。1・五ヶ野川自デポ(18:13)休むことなく自転車で走る。2・P(18:30)
引き返し〜1・五ヶ野川自デポ(18:42)馬さん達を待ったが姿なく(28)へ向かっていると姿が見えた。陽は落ちて民家に灯りが点き始める中、着替えて発った。(19:13)帰りは初めての牧山トンネルを通過してR175に出た。大柿は記録上奇跡の丁度10時間、他は10時間40分お疲れ様でした。
『その昔、弘法大師が水を乞うたが断られ、怒った大師が川の水源を絶ってしまったからだと言う。かってこの奥に銅山があった。銅山と言えば不思議と弘法大師の名が付き纏うのだが大師もこの地に足跡を残したのだろうか興味のあるところだ・・・五ヶ野は空閑野の転で、焼畑の休耕地と言う説もある位だから水利の悪いここには水田が少ない・・・〈兵庫丹波の山(上)慶佐治盛一著〉より抜粋』
トップに戻る 歩きの記録に戻る
高釣瓶
↓
延命寺山直前肩から振り返る(17:26) (27)延命寺山:北から(17:37)
赤井
↓
馬さんが「この石が大柿さんの石や」石の表面には字を書いていたと言う跡は全く無かった。帰宅後登山記録(写真)を見ると00年1.1登頂記念に記録した石と同じ形をしていて記録を読むと『延命寺山 465.0m MTB登山・ロールアウト大柿・00.1.1』と書いてMTBの後輪タイヤ接地面に小石3個置きその上に乗せていた。小石は見当たらなかったがこの石が良く紛れることなく残っていたもんだ(再度石に記録を残した)。
坂尻地区
五ヶ野地区
石金山
↓
三組尾
↓
延命寺山
カザシ
↓=自デポ
(16:45)から眺め カザシからの下り展望(16:52)
太いドウダンツツジが群生するカザシを発つと素晴らしい岩稜が続く。左全開で自転車デポ地が見える。間もなく延命寺山が見えて「最後のピークや、とうとうここまで来た」視界塞がり下り切り。26.(17:16)最後の上りは最後尾に付いて登る。一段目登り切ると振り返りポイント。高釣瓶・赤井・岩屋山・カザシが見える。緩く上ると馬さんが待っていた。26・延命寺山(17:28〜17:41)
岩屋山
↓
赤井
↓
牛坂
カザシへの上りから西面(15:57) カザシへの上りから北面(16:27)
大海山
↓
妙見山
↓
笠形山
↓
小刻みに方向が変わり、海苔網から離れ間もなくヤブっぽい小ピークに立った。24・519m(15:40〜17:50)西面から南が開け西谷地区の上に三組尾から小さな鋭鋒行者山が見え、カザシの右に延命寺山の頭がチラッと覗く。カザシへと西尾根へ用を終えた昔の鹿網が出る。其れに沿ってカザシへ向かう。
上り返しまでは難無かったが上りから次第に柴ヤブ状になる。網に沿ったり網左の觀木を縫いながら中上りする。大海山・牛坂・三組尾山尾根の奥に妙見山の尖がりは実に美しい。その奥に霞んで笠形山が見えた。振り返り岩屋山から赤井が見える(この上りで00.1.1古銭(中央に四角い穴あり)を拾った)。上り切り肩からはヤブがひどくなる。「やっと着いた」。25・カザシ(16:30)
(15:00)辺りの岩稜 (15:02)次第にカザシに近付いていく
(16)へ向かう(12:47) 境界から外れて間もなく(12:51)
その後は視界閉ざされ薄暗い岩稜又は其れに近い尾根を小さく上り下りしながら進み726mか・・・。20・(14:00)下って行くと大きく視界が開けると共に鉄塔が建つ。21・鉄塔(14:05)左(東)へ巡視路が下る。西から東にかけ大展望に歓声があがる。残念なのはここに鉄塔が建った事(00年1.1に歩いた時に鉄塔建設工事中だった)。
後続を待てど下りてこないので時間つぶしをしてると東へ回り込む踏み跡が在り少し歩いて見た。南支尾根の529へ繋がっていそうだった(エスケープに考えていた尾根。帰宅後yamaasoのHPを見ると中腹に在る『岩屋山清水寺』探索後ここへ上って来て延命寺山から下っていた。ここからは、私達と同じコース設定だった)。「おーい オーイ」呼べと応答なくトラ道を逆走し姿を見る。待ち合わせ発(14:50)
間もなく右が開け千ヶ峰〜笠形山が見える。梢越しに延命寺山かと思う尖がったカザシが見える。岩稜が続く。534m?振り返ると(22)と岩屋さんが見える。(15:03)現在地が曖昧になる。23・(15:16)ここからだったと思う、尾根左側三重の鹿網(海苔網)が張られ「告 松茸山入山禁止 五ヶ野部落」の看板が掛けられている。其れは延々続きそれに沿って歩く。
1=延命寺山 2=カザシ 3=三組尾 4=519m
18
4
↓
3
↓
妙見山
↓
高釣瓶
↓
古天神
↓
(18)鉄塔下から東の眺め(13:22) 同 南の眺め(13:26)
先ずは辿る正面尾根を眺める「延命寺山まで行けるか」「行けるとこまで行こう」「ここまで来たら行かなあかんで」「飲み水足りるか」発(14:25)低松帯を抜けると高木雑木帯になり快適に進む。短急登右にトラバース道(獣?)あり、北さんが辿る。22・(14:38)「地元ではこのピークを岩屋山と言うらしい」と馬さんが言った(yamaaso情報)。先に下り北さんと合流する。
赤井
初めに見たシャクナゲ(13:22) (14)からの巡視路に在る680mピーク(13:24)
第二ステージ入り口からツツジのトンネルが続く。16・(12:50)界から外れ、巡視路に入る。ここからは左ツツジが群生し、ピンク色の山肌。其のツツジも次第に少なくなる。17・762m(12:56)左がヒノキ林になる。路は快適。18・鉄塔(13:02)路?はここから踏み跡薄くなり、自然の尾根状態になる。19・(13:15)チラホラとシャクナゲの花を見始める。左樹間から00年10.8に下った険しい巡視路尾根が見える。
笠形山
↓
笠形山
↓
妙見山
↓
(15):篠ヶ峰から西方面(12;32) 同 南方面(12;36) 東は三岳までが見える
「近くに見えたけどなかなか着かんなー」まもなく焦げ茶色に塗られた大きな反射板前を通過し最高点に立つ。石標は横ばいピークの中程道の中央にあった。15・篠ヶ峰(12:30)場所を変えれば360度展望、何年か振りの凄い透明度。「年間で一番視程の良い日があるのは6月」と兄から聞いた事があり、其れに近いのかも。千ヶ峰(市原峠)からマタニ山近くまでも林道が延びていた。発(12:45)
水山
↓
五大山
↓
(13)からの眺め(11:50)
五台山
↓
水山
↓
大きいなアンテナ5基建つ篠ヶ峰はツツジのピンクが目立つ。北にはカヤマチ山の右に粟鹿山の頭が見える。(01年には雨の中ここから南尾根を下るつもりが西寄りの尾根に入り、中程からは崖になり危ない思いをした)。昼発(11:15)手前の切り開きが篠ヶ峰への界だった。すこしヤブっぽくなるも難は無い。横ばいになった所は00年1.1に浅雪の中、五ヶ野川突き詰め上り着いた所。ほんの僅かな距離の虫食いだったがこれで境界歩きが繋がった。
短く上り小さなコブ。12・(11:31)右が全開で兎に角、富士山形の東峰山が目立つ。振り返ると赤井が見える。篠ヶ峰へは二度目となる界を上って行く。13・(11:50)伐採された肩からの展望良く東が全開。14・(12:00)下ったコルから南へ良く踏み込まれた巡視路が在る。00年10.21大海山〜小野山〜丹治〜篠ヶ峰からこの巡視路で下ったが4・5か所の鉄梯子があった。界右は太い樅が目立つ。次第にツツジが多くなる。
東峰山
↓
馬・横・北
篠ヶ峰
9・白山分岐(10:11)氷上白山から二度辿って来た地点。「東に在る新郷(585.7m四等)まで行きますか」「いかへん」赤井へ向かう。左ヒノキ林が続く。界は調査が入って歩き易かった。01年に坂尻川谷を突き詰めて上り着いた所(10:20)その時の大柿紐を数本見る。人工的に造られたと思う道跡が続き「もしかすると加美区方面から白山権現の八朔祭りなどの詣で道だったかも」と思う。
北樹間が開け弘狼山から篠ヶ峰への尾根が見え、中程に在る東峰山の鋭鋒が美しく、その後方に水山が横たわり、遥かかなたには三岳も見えた。10・(10:30)切り開きは、ますます明るくなる。右に切り開き有り「是は何処への切り開き?」と思いながら上り切ると伐採で大きく開けた赤井だった。01年にはここを探すのにも柴ヤブで苦労したのに。11・赤井(10:35)満開のツツジも観ながら昼にする。
(9:57)辺り (9)白山分岐直前(10:08)
一度緩んで上り切ると境界尾根に着いた。6・高釣瓶(9:23〜9:25)保護石・タグ・展望無し。ここからは巡視路でも無いのに不思議なくらい快適な歩きができる。高度上がってツツジも何とか観られるが視界は塞がる。7・543m(9:45〜9:52)おやつを食べる。左赤松が多くなる。8・破線(10:00)三回目にして始めて破線道を見つけた。山南町側は道の形跡無かったが氷上町側には確かな形跡が在った。
(5)鉄塔下から西の眺め(9:05)
1=延命寺山 2=カザシ
大谷
↓
笠形山
↓
妙見山
↓
石金山
↓
蛇山
↓
黄緑と緑の山並みに癒される。谷筋奥には石金山尾根が横断する。蛇山から高釣瓶への尾根も美しい。プラ階段が出たり消えたり岩場もある。5・鉄75(9:03〜9:12)高度上がった分だけ展望は更に良くなる。篠ヶ峰から岩屋山・カザシ・延命寺山その奥に三組尾。その左鞍部奥には明神山と七種山山系、笠形山方面も見え、そして淡路島も見える。視程は極めて良い。
(4)鉄塔下から(8:40) (8:49)辺りの岩場(尾根左側広範囲に在り)
当初は、ここから東の境界尾根(山南・氷上町)に上り、古天神(460m)の直ぐ北のコルに取付き北上する計画だったが前日になって時間短縮のため在った筈の高釣瓶へ直登の巡視路を考えた。発つ前に北隣りの416m支尾根への巡視路(44)を確認して戻り、支度を済ませ、今度は更に奥の有る筈の高釣瓶への直登巡視路(43)を目指し発(8:13)
不安のまま歩いていると馬さんが「先の方に何か見える」近付くと「奥多々良木線43 播磨中央75」の札が立っていた「是や」3・(8:22)谷筋を上っていると左の尾根へ向きが変わり尾根に乗る。小刻みのジグザグ急登が続く。ミツバツツジは花柄が残りドウダンツツジは蕾の房が下がっていた。4・鉄43(8:39〜8:44)展望良くしばし休憩。
坂尻集落外れの若松栽培地(18:22) (2)(18:29)
古天神
↓
赤井
↓